設計契約、構造図作成

どのタイミングで設計契約を結ぶのかは建築事務所によって異なる。と思う。
第1回のプラン提出までは契約せず無料でやる、というのが一般的だろうか。契約しない限りまったく動かない、という事務所もある。
 
僕の事務所は第1回のプランは有料で行うことにしている。提出するまでに約1ヵ月ほどの期間をかけて案を練り、平面、立面、断面の図面と概算予算書、模型などを制作する。

このやりかたには色々意見はあるだろうが、こちらだってそれなりのものは作っているつもりだし、お互いに緊張感は必要だ。
 

 
そのプランで良ければめでたく契約、ということになる。
 
で、19日に打ち合わせを行い、平面図、立面図、断面図、概算予算書など、今回の計画について最終的な確認をしてもらい、設計契約締結となった。
 
というわけでプランはフィックスしたので骨組みをまとめの段階に入っていく。
 
以前から進めていた床伏せ図をまとめ、矩形図のスタディを参照しながら軸組み図を作成していく。
床伏せ図は柱や梁などの骨組みを平面的に表したものだったが、軸組み図とは柱や梁などの「軸」がどのように組まれているか、立面的に表したもの。
 

 

 
これらの図面で木構造材の手配、加工方法、組み上げ方などを検討する。
以前は大工さんが上述の作業を取り仕切っていたのだが、最近は上棟までの作業はプレカット工場の管轄になってしまった。 
 
家1軒の木構造材の加工は大工さんならひと月ほどかかるが、プレカット工場なら大体1日で終る。
よっぽどこだわりや予算に余裕がない限りプレカットになる。 
 
しかしプレカットの弊害もある。
 
プレカット業者=現場の大工、ではない。実際に作業する人間と木材を加工する人間が異なっているのだ。
 
プレカット業者と何度も打ち合わせをして、図面をチェックしても現場で必ずおかしなことが起こる。
これを防ぐために一番分かりやすいのが模型だと考えている。
 

 
写真は以前竣工した兵庫県・Sの軸組み模型。いくつかのレベルがあったので着色してレベルが分かるようになっている。
図面も重要であるが、業者にこの模型を渡して「この通りに加工してください」と言えば皆いっぺんにイメージを共有することが出来る。
施工者の技術をフルに引き出すよう、このようなイメージ伝達は重要な作業である。
 
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