大阪市 O眼科 軸組模型 2021.10.30

先日から大阪市の O眼科 の工事が始まった。

現在は地盤改良を行っており、その後基礎、建て方・・という工程。というわけで、軸組を確認するために軸組模型を作ってみた。

プレカット図面はまあ慣れれば見やすいのだけれども、設計ー工務店ープレカット業者さんー大工さんと4者にて情報を共有するには模型があるとかなりわかりやすいと思っている。軸組模型は単に軸を組むだけではなく、材の寸法を書き込んだり、レベル差がある部分や面材による耐力壁を色分けしたりと、できるだけ多くの図面情報を模型に盛り込むようにすると同時に、全体のプロポーション、軸組の構成、接合に無理がないかなども確認を行う。

今回の建物は1階の診察室や受付などの部分を構造のコアにして、その上に2階が載り、その周囲を下屋で固める・・というシンプルな構成なのだが、下屋部分の待合室や検査室など、木造にしてはちょっと広めの無柱空間があったり、玄関ポーチや駐車場の屋根が大きく出ているので鉄骨で補強したりと、ちょっと難しい所が合ったりしたんだけれども、そういった細かい部分も模型で確認することができた。

模型の青色の透明シート部分は構造用合板による耐力壁を表現しているのだけれども、透明感があってなかなかきれい。実際は壁になってしまう。