現在実施設計という業務をやっているわけだが、この実施設計で描かねばならない図面はおそらく30枚程度。
図面がある程度描きあがったらクライアントと打ち合わせを行い、打ち合わせで出た内容を図面に反映させ、またクライアントに確認、そのようなやり取りを何度か行い、ようやく図面は完成する。
その図面は工務店に渡り見積もりが行われ、上手く予算内に納まればそのまま実施設計図面として使用されるが、予算をオーバーしていてクライアントがそのオーバー分を承認しなければ減額の設計変更が必要となり、図面を直すことになる。
また、無事工事が始まったとしても現場では予想外の出来事や、設計側の変更やミス、クライアントによる変更指示などがある。
そのたびにまた新たな図面を描くなどして1つの建築をなんとか完成にまで持っていくわけだ。
というわけでプランに変更が出たので本日は平面図を消すことから始まった。
設計段階で設計が良くなるために消すのは何のことはないが、予算がオーバーして設計変更のため図面を消すのはなかなかつらい。
全体の骨組みも変わったので伏せ図も再度検討。
1階の天井は2階床梁が現しになるので、経済的なこともあるが出来るだけリズム良い配置で考えていく。