伏せ図と軒先の検討

今日は雨かと思ったが晴れてきた。賀茂川の土手を自転車を漕いで事務所に向かう。
 
賀茂川には多くの中州がある。
この中州では生態系が出来上がっていて、そこのいろんな生き物を見るのはなかなか楽しい。
 
数年前は年に1回くらいショベルカーで中州を浚ってしまい、賀茂川は川というよりも幅の広い溝となっていた。鳥獣保護区か何かに指定されてからそのようなことは行われなくなったようだ。

春には菜の花が咲き乱れ、夏には草が生い茂り、秋にはコスモス、そろそろススキの穂が・・とおもっていたら草をみんな刈ってしまって、現在賀茂川の中州はステップ地帯になっている。
 
さて、本日は昨日の続きで構造図を検討していく。
昨日とりあえづ各階伏せ図は完成したのだが、もう一度最初から検討していく。
 
伏せ図に関しては何故かこのように、1日1案出して翌日また最初からやり直す、という方法をとる。
1日置くことで図面を客観的に見ることができるような気がしている。 
 
 
 
伏せ図が一通り終ったら今度は各部納まりの検討。今日は軒先の納まり。 
 
 

 
軒先とは非常に重要な箇所と考えている。(もちろん全て重要な箇所であるが) 
 
まずはなんといっても屋根の一部なので雨風から建築を守る役割をキチンと果たさねばならないし、夏の日射を遮り、冬の日射を確保するためにも寸法の調整は慎重に行わねばならない。

また、軒内は室内と室外をつなぐ中間領域でもある。ここに開口部などが絡む場合の調整は十分な慎重さを要する。
ここのプロポーションで感覚はまったく変わってくる。
 
さらに、軒先は建築物の中で一番飛び出している部分でもある。つまり良く目に付く場所である。
ここの納まり如何によって建物全体がシャープに見えたり、野暮ったく見えたりすることになる。
軒先に雨どいがつくからといっておろそかにしてはいけない部分。
 
そしたらラーチ合板、杉合板などベニヤのサンプルが届く。
 

 
思ったより小さい。
素地で使うのはちょっときついかと思うこともあってオスもカラーなどの自然塗料を塗って見ようかと思ったのだが、
10cm角のサンプルで検討するのは至難の業。
 

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