カプセルホテル・ボルタンスキー・模型 2019.04.24

昨日は朝から難波に向かい、カプセルホテル・ナインアワーズの内覧会に参加してきた。

 

ナインアワーズといえば今をトキメクかどうかわからないけれどもメディアで良く目にするホテルではある。今計画を行っている大阪のTビルもカプセルホテルになるかもしれない、という話もあるので、これは良いタイミングだと足を運んでみることにした。

 

京阪淀屋橋から地下鉄御堂筋線に乗り換えて難波で下りてなんばパークスに向かうと、時間帯もあるのかもしれないけれども、歩いている人の半分以上は外国人観光客ではなかろうか。これだけ観光客がいたらカプセルホテルのニーズは十分見込めるんだろうなあと歩いていたら現地到着。

 

中に入るといつもの内覧会とは違ってスーツ姿の男性多数。

 

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近日オープンのためホテルスタッフの方が練習というか最後の確認のようなことをやっていたが、僕がうろうろしていると「カプセルに入って横になってみてください」と言ってくださったり、細かい質問にも答えてくれたり、すごくきちんとしているなーという印象。まあたしかにホテルなわけだからスタッフはきちんとしていたほうが良いのだけれども、もしかしたら普通のホテル以上に気を使う部分もあるのかもしれない。

 

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一通り見て一通り質問してなんばパークスを後に。

 

次は御堂筋の本町から四つ橋線まで長いなー、と思いながらクリスチャン・ボルタンスキー展が開催中の国立国際美術館へ向かう。僕が高校生ぐらいのころ美術手帖でボルタンスキーが特集されていて、非常にショックを受けた記憶がある。それが大阪で見れるということで楽しみにしていた展覧会であった。

 

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会場となっている地下3階のフロアは壁で緩やかに区切られてはいるものの、柱や天井とは切り離されていて、そこから漏れる光や音が交錯し、迷宮のようになっている。ものすごく建築的な会場構成になっている。展示されているオブジェは一つ一つ見てみると見慣れたもので構成されているのだが、こんなに死のイメージが濃厚で不吉なのに、ずっと居たくなるような空間が作れるのだ。こういうことが建築で表現できれば良いのだが。とにかく良かった。

 

大阪に出てきたしこの後ぶらぶらするかとも思ったけれどもまじめ人間なので事務所に戻って模型の続き。

なんとかかんとか完成。

 

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これは先月頓挫した京都市内の住宅計画。敷地が風致地区にあるので道路境界・敷地境界から外壁のセットバックや屋根勾配、素材、色などなかなか制約が厳しく、結果的に外観は非常におとなしくなって、いわゆる風致地区内の建築物になっている。

 

地上2階、地下1階建てで延べ床面積が420㎡と、なかなか大きな規模のものである。

残念ながらこの模型を作っている最中に計画は頓挫してしまったので、この後どうしたものかと思ったのだけれども、模型は9割がた出来上がっていたので最後まで作り上げることにした。

 

 

 

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