18日の朝、大阪北部を震源地とした強い地震があった。僕の住んでいる京都市も結構グラッときた。
その後余震も数回あったし、ワールドカップが始まって予想外の勝利があったりして、なんだかふわふわした日々だったが、先週木曜日に1年点検ということで大津の2kwgalleryに行ってきた。
国道に面しているのでかなり交通量は多い。排ガスの粉塵やらで汚れているのかとも思ったが、ガルバリウムの外壁は特に異常なし。軒裏のペンキ部分もきれいなままだった。エントランス回りは夜に光るので、羽虫を狙うクモの巣がたくさん張っているのはまあ仕方がない。
中に入ると川崎ヒロ子さんの展覧会がやっていた。
グレーのグラデーションの作品なので、1階のモルタル床と妙になじんでいて、空間すべてが作品になったような不思議な見え方をした。
竣工してまだ1年ちょっとしかたっていないので、「時を重ねた」と言ってはまだまだ早いけれども、この日のギャラリーには重厚な空気が漂っていたように感じた。展示作品による影響はもちろんだが、展覧会を重ねたことでできた、汚れや細かなキズ、展示壁面のペンキを塗った表情等も影響していると思う。