光桂寺・庫裏ができるまでの話⑤ 2025.12.02

庫裏ができるまでの話④の続き。

福岡から戻ってきて、協議内容の整理、京都にて検査機関や葬儀場の見学などを済ませたことで、設計するための材料もそろってきた。というわけでラフスケッチ、それを模型に起こす・・という作業を進めていく。

最初の打ち合わせの際に頂いていた建物に対する要望を反映させるとともに、隣接する味坂保育園の園児、その家族、さらには近隣時の住民も庫裏に足を運ぶよう、敷地内の既存建築物、駐車場、周辺環境を含めた全体計画を進めていく。

道路から本堂が良く見えるように庫裏をセットバックさせ、庫裏に入ってスロープを通じて本堂にアクセスする・・という配置計画は計画の最初からあったが、当初はスロープにはカフェも併設されていて、門徒の方々はもちろん、保育所の送迎、学校帰りの児童、近所の住人など、様々な人が気軽に訪れるよう考えられていた。

庫裏の内部が良く見えるように間口を広いガラス張りのエントランス、深い庇のあるエントランスポーチ。葬儀の際は霊柩車を寄せ、参列者は見送ることになる。実施案ではスロープのカフェはなくってしまったが、エントランス・アプローチの考え方はこの時からほぼ変わらず実現された。

道路側から見るとこんな感じ。本堂が良く見える。

に続く