福岡・庫裏 スタート 2021.04.28

先々週は福岡に行っていた。昨年から始まった庫裏計画のために福岡には何度も足を運んでいたわけだけれども、正式に事業がスタートすることとなり、設計契約を結ぶことができた。

基本設計自体は一応上がっているので、構造の検討から進めていくことにする。建築規模は500㎡ほどあるものの木造の平屋なのでそこまで難しいこともないような気がするんだけれども、接待所と広間という今回の計画の特徴でもある部屋の屋根がちょっと変わっているので、そこを考えないといけない。ざっと構造模型を作ってみて、構造事務所と相談してみる。

ここが接待所。お寺にお参りに来た方が休憩したり、寺族と相談したり、門徒の方が集まったりする所。今回の計画で接待所は建物の玄関と休憩所、本堂までのスロープへの誘導路となっている。休憩所は円形になっていて、その上部には円錐状の屋根が乗っている。屋根の頂部にはトップライトがあって、内部を照らす・・という仕組み。この円錐をどうやって支えるのか、どういう仕上げにするのかなどなど、模型を見ながらあれやこれや協議する。