模型の続き

図面の打ち合わせもひと段落したので途中でうっちゃっていた模型に戻る。
 
来年1月16日から行われる建築家展に出品するためでもあるし、この模型の写真が年賀状にもなるからだ。
よってなんとか25日には完成させておきたい。 

今回の模型は30分の1なので、ある程度材質感見たいなものを出さないとぺらっとした感じになってしまう。
内部はベニヤなのでベニヤの木目がプリントされた紙を使ったり、柱や梁は桧の角材を使った。
 
さて外壁が問題である。なんかガサッとした表情がほしい。色々紙を引っ張り出してみたがちょっとスケールに合わない。 

するとここで、「汝クロスを使いたまえ」という天からの啓示が。
 
内装を検討する際、メーカーにクロスのサンプルを請求する。サンプルはA4サイズで、ぼくはそれをファイルに閉じて保管している。パラパラとめくるとそれらしいものが。
 
なかなか良い。
 

 
このクロスは珪藻土クロスと言われているもの。このガサガサ感が左官壁やリシン吹き付けっぽい。
 
サンプルは1枚しかなかったのでメーカーに請求。勿論模型用です、とは言わない。
 
しかし一応言わせてもらいますが僕は住宅ではビニールクロスは一切使わず、この珪藻土クロスを標準としている。
ほんの0.何ミリか珪藻土を吹き付けているだけだが、空気の清浄機能は他のクロスに比べ優れている。
 
(最近はオイルに変えたのでやらないが)以前クリヤラッカーで建具を塗装したことがあったが、室内の仕上げが通常の紙クロス張り仕上げだと竣工時ラッカーのにおいが残ったものであるが、珪藻土クロスを使うようにするとずいぶん改善された。
 
・・・というわけで、サンプル5枚ほどいただきました。
 

 

 
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