暑かったり、涼しかったり、台風が来たり大雨があったりしたけれども、追われるように図面を描いていた8月が終わった。昨日はこれから手掛けることになるかもしれない計画の現地調査ということで、勤め人だったころの通いなれた哲学の道を東に少し入り、該当物件に到着。
・
・
築40年以上たっているそうで、かなり傷んでいるようだけれども、なかなか趣向を凝らした和風住宅ではある。
クライアントはこの物件をリノベーションか新築で考えているとのことで、とりあえず中に入ってみる。
・
中に足を踏み入れると古屋独特のカビの臭いが鼻をつく。床もややきしんでいて、足元を見ながらゆっくり進んでいくと、内部は思ったより荒れていた。屋根の雨漏りを放置していたという1,2階の天井と床の傷みが特にひどい。
・
・
2階の畳にはキノコが生えていたのだけれども、そういう画像は載せない方針なので報告のみ。
襖まで腐ってる!と思ったら柄だった。まあとにかく想像力をかきたてられる。
・
・
けれども2階からの眺めはなかなかのもので、静かなところだし、悪くないのかなーという気もしてくる。
・
・
一通り見学して、昼休憩を挟んで事務所にてクライアントと打ち合わせ。
こちらの見解としてはリノベーションは可能だけれども、見たところ相当傷んでいることが予想されること、屋根・壁・床をばらして骨組にしてしまう必要がること、それによって新築と同等またはそれ以上のコストがかかること、などなど報告。
・
で、あとはいろいろ話があって、それでは新築で、という方向で話は進んだわけだが、今後どう進んでいくかはまあお楽しみということで。
・