大阪府下に建つ障がい者グループホームの計画。

 

敷地は台形状の変形地で、北・東・西の3方は建物に囲まれているが、

南側はこの敷地の専用道路のような扱いの道路に面している。

 

さらにその先は緩やかにカーブした緑道になっていて、遠くまで視界が通るようになっている。

よって採光・通風を確保し居住性を高めるとともに、避難面でも有利な状況になるよう、

個室は南の道路側に配置している。

 

敷地境界から建物玄関までのアプローチは2m幅の緩いスロープになっていて、
1階床レベルは地盤面より80cmほど上がっている。

この操作は個室群の背面に配置された食堂にスロープを通して光と風を導くとともに、

洪水の際には、浸水から建物を守ることを目的としている。

 

敷地面積の都合上、個室の面積などは大阪府条例基準程度の大きさではあるが、

各個室には三角形の大きなバルコニーや庭などの外部空間を設けたり、

室内共有部には小さな居場所を散りばめるなど、建物内外での居住者同士の交流を促すよう計画している。

 

建蔽率、敷地境界からのセットバック、道路斜線、スロープ、車椅子用のスペース等、

法的条件と諸機能から切り取られた結果このような建物の形態となったが、

小さいながらも地域のランドマークとなり地域住民とも交流できるような建築を目指した。

 

構法:木造
規模:地上2階建て
延床面積:190㎡

 

 

 

 

 

障がい者グループホーム 大阪府 大東市