京都市・M 2025.02.17

2025年も2月下旬に差し掛かろうとしている。毎度ながら年を越してからの1・2・3月はあっという間に過ぎていく。福岡県小郡市の光桂寺も来月上旬に外溝・造園工事が出来上がる予定で、それでようやく業務完了ということになっている。同じく味坂保育園は昨年11月に引き渡しは済んでいたんだけれども補助金関連の書類作業に忙殺されてしまった。なんとかかんとか切り抜けて、ようやく目途が立った。

そんなこんなでここ3年程は異常な忙しさだったのでちょっとゆっくりとしたいところではあるが、霞を食って生きていくというわけにもいかない。ありがたいことに次の仕事が入ってきている。場所は京都市内でいつもうろうろしている所。

家族4人のための住宅の計画。考えてみたら住宅は結構久しぶり。

この住宅が普通とちょっと違うのは、ご夫婦が児童文学や児童教育の研究をされているので、蔵書がたくさんあるところ。特に絵本をたくさんお持ちなので、そのための収蔵庫が必要だったり、将来的に絵本・幼児教育関連のワークショップ、絵本カフェのようなものができるようなスペースも設けることができると良いなと考えている。敷地は東山の形状そのままに西に向かって傾斜していて、東側の隣地、西側の道路面から各々1.8mほどの高低差があるなどなかなか面白い。

ここ数年の建築費の高騰だったり、来年度からの建築基準法の改正だったりとまあ悩ましい問題はいろいろあるけれども、2025年も粛々と設計を進めていくところ。