建築家住宅展が終った

17日、18日と滋賀県栗東市で建築家住宅展というのに出展していた。
 
建築家住宅展といっても要は何人かの建築家が集まってやる無料相談会である。
今回は滋賀県内や京都などの7人の建築家が集まって行われた。今回初参加してみた。
 
土曜の朝早く事務所を出て模型やら展示物を箱詰めしたものをカートでゴロゴロして電車で向かう。
会場は栗東駅からすぐの「さきら」というところで、すごい建物だった。
 
建築として良いかどうかはおいといて、敷地に入ると大きな野外劇場風の広場があり、そこを通り抜けて建物に入る。
大中小の音楽ホールがあり、窓ガラスには大理石のスライスしたやつが貼ってある。なかなか贅沢な感じの建物であった。
 
会場に着くと早速飾りつけ。
 

 
その後今回のプロデュースをしている工務店の社長が来て朝礼をする。滋賀県下で30万枚近くビラをまき、看板も一杯設置したとのこと。昨今の景気とか目標登録者数とか色々お話がある。今まで会社の朝礼とかの経験がないのでなんか面白い。
 
10時半開場でどうなるのかな・・と思っているとパラパラと人が来る。
 
営業の人からどういったことを言うのかポイントを教えてもらうが、営業的なことを今までやったり言ったりしたことがないのでちょっとあせる。建築家7人分のブースがあって僕は入り口から2番目だった。お客さんが来るとすぐ僕の番になって、営業の人が何かしゃべるよう催促するのでとりあえず設計趣旨を話すのだがなんか調子が悪い。
 
お向かいの建築家の人のしゃべるのを聴いてるとなんとなくこつが分かってくる。
 
つまり(まあ当然だが)まずは人の話を聴いて、タイミングよく合いの手をはさみ、自分の主張をする。そしてテーブル席のほうでもっと込み入った話をする・・と言う感じだった。

いつもクライアントとやっているヒアリングと一緒である。
 
と、分かってはいるのだがなぜか立ち話でもりあがってしまう。
 
しかしまあ、いろんな人と話した。建築に興味がある人、ない人、切実な人、まだ先の人、冷やかし半分の人、建築家の存在に懐疑的な人、若い人、年配の人・・・などなど。
 
このような場がなければその人とは一生言葉を交わすこともなかったわけだ。
 
しかしどれも新鮮で貴重な意見であった。改めて我々の世界は閉じているな、といったことも感じる。
 
さて、この2日間でクライアントが獲得できたかどうかは良く分からず。まあ滋賀県下に30万枚近くビラを撒くなんて個人じゃなかなか出来ることじゃないわけだし、そのうち芽が出りゃいいかなといった感じ。子供には結構受けていたと思う。
 
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