京都市左京区・岩倉の家スタート 2017.04.03

4月になった。桜の花も開きだして、心躍る毎日であります。一昨日は岩倉の家の設計契約も無事結ばれ、この計画も正式にスタートすることになりました。めでたしめでたし。

 

今回の計画は土地探しからのスタートだった。クライアントと初めてお会いしたのは2014年の9月ごろで、京都市内の土地や中古物件などをいくつも見て、これではどうか?いやこれでは・・・と、3年近くかけてこの岩倉という土地にたどり着いた。

 

土地探しというのは本当に大変で、5年かけてようやく見つけた、という人もいたし、仕事帰りに偶然近所の土地が売りに出ていたので決めた、という人もいた。今回の3年近い年月が長いのか短いのかはよくわからないが、この土地を選んでよかった、といつまでも思えるような住宅に仕上げなければならない。

 

P3290648のコピー

 

というわけでこんな感じの住宅に仕上がる予定。ここは風致地区なので、セットバックやら外壁の角度やら色やら屋根勾配やら開口部の形状やらなんやら、色々制約が多い。それはそれで調和のとれた街並みを維持するにあたって良いことだとは思うのだけれども、そんななかでもアクセントになるような住宅に仕上げたいと思っている。

 

そしてこの住宅のもう1つのポイントは「建築条件付き物件」であることだ。土地を探したことがある人なら必ず目にする「建築条件付き」。施工業者が決まっていて、使用材料や仕様設備などが決まっていたり、「自由設計」と謳っているものの案外融通が利かなかったりと、これもなかなか制約が多い。こういう場合、建築条件を外すようクライアントにお願いするのだが、今回は建築条件は外さず、販売業者に施工を依頼することになった。いつもとはちょっと違う緊張感がある。

 

12月上旬に竣工予定なので、とにかく今日から図面スタート。

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