土台廻りを詰めていく

暖かくなった鴨川沿いを自転車で通勤していると、「よし、全て許す!」と、意味もなく寛大な心持になる。
 

 
さて本日は図面の前にシスコホームページの作品解説などを更新。
 
それが済んだら図面にかかる。
大方の枠廻り詳細図面は出来上がってきた。今日の図面は建物の足回り、土台廻りの詳細図面。
 

 

 
これは駐車場部分の土台廻りの詳細図面。
この建物は基準部分と駐車場部分の基礎の高さが違うのでそれらを描き分ける必要がある。
 
土台は桧の120角。基礎との間には硬質ゴムのパッキン(キソパッキン)を咬ませることで
土台下面に空気が流れ、湿気がこもらないようになっている。
 
ちょっと昔の木造住宅は基礎の上に直接土台が置かれていることが多い。
真壁造で構造が露出していれば土台や柱などの傷みも分かりやすいが、大壁造が一般的となった今日、
ちょっと見て傷んでいるか否かを判別するのは難しい。
 
震災でこの部分の問題が指摘され、現在はこのパッキンの工法が一般化している。
 
まあそういう構造的部分の指示や土台廻りの水切りの納まりなども指示して行く。
 

 
まあなんというか地味な図面ではあるが、土台廻りとは性能面はもちろんだが、人目に触れやすいところ
なので細かい指示が必要となるのだ。
 
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