大雨と換気窓とスイッチやコンセントの位置決め

その日のニュースでもやっていたが前日の京都はひどい雨で、事務所に行く途中今出川通から賀茂川を見ると茶色い水がすさまじい勢いで流れていた。

今日の空もやや怪しいものの時折晴れ間も見える。打ち合わせするのはもちろん雨でどうなっているのか心配でもあるので、午後から現場に向かう。御池通を西へ、賀茂川を渡る。見ると流木の撤去作業をしていた。

ここ何年かで雨の降り方はまったく変わってしまった。建築はもちろん都市、防災計画において新たな対応策が必要となる。今回の現場も淀川、木津川、桂川と3つの河川が合流する付近でもあるし、周辺には水路がいくつかある。

現場に到着。いくつか打ち合わせして、2階に上がって見ると吹き抜け部分に足場が組まれ、換気用のルーバー窓も着いていた。



この部屋の屋根形状は変形四角錐で、床からトップライトまでは5メートルちょっとある。
トップライトはポリカーボネートのフィックスだが、今回取り付けたルーバー窓は電動式で、開閉することによって暖かい空気は抜けて、1階土間床の冷えた空気を引き上げる、という仕組み。

ただ、ルーバー窓はあくまで換気用なので、光が入らないよう、何らかの工夫をすることにしている。(ただし換気の際はルーバーが開いている状態なので光は入ってしまうが)



電気工事も始まり、コンセントやスイッチのボックスが取り付けられる。

これら機器の取り付け位置は展開図の中に描きこむようにしているが、現場では必ずしも図面通り行くわけではない。
そのようなときのために基本的な取り付けのルールを決めている。

今回は壁仕上げがベニヤの化粧張りなので、コンセントやスイッチの取り付けにも注意が必要だ。



指示書ではコンセント、スイッチ、いくつかの機器が隣り合う場合の寸法、柱や筋交いなどの構造と絡んでしまった場合などが描かれている。

スイッチの高さは床から90センチにして、扉の取っ手や引き手と高さを合わせている。通常は1.1メートルから1.3メートルぐらいだろうか。よってやや低いと感じるかもしれないが、こういうものはまあ1週間もすれば慣れる。



1階では構造材や天井ベニヤの洗い作業が行われていた。
アスファルトルーフィングが敷かれるまでに何度か雨に降られ、灰汁が出て梁やベニヤが汚れてしまった。
もう雨に濡れる心配もないので、一旦ここでクリーニング。



A液を吹付けた後B液を吹付け、乾燥の際に汚れが取れるとのこと。上を向いての作業なので大変そう。

外部の左官下地も出来てきて、形もはっきりしてきた。

玄関引き戸を開放すると2階食堂を支える駐車場の台形の壁がこのように見える。



養生シートを張っているので外からは分かりにくいがどんどん工事は進んでいる。



向かいの土地は現在販売中。写真撮影がすむまで売れ残っていてほしいものです。

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