塔本研作建築設計事務所の業務の進め方と設計監理料について 2025.1.1
①基本計画業務
クライアントにお会いして計画の概要、要望などの聞き取りを行います。
その後、敷地調査、役所にて法令の調査などを行います。
ここまでは無報酬ですが、遠方の場合、交通費・調査実費を請求させて頂くことがあります。
計画の規模にもよりますが、1 ヶ月ほどかけてプランニングを行い、図面、模型、概算予算書などによるプレゼンテーションを行います。その際、プレゼンテーション代金として10 万円(規模により変動します)頂きます。
設計契約が締結された場合、このプレゼンテーション代金は設計監理料の中に含まれます。
②基本設計業務
基本計画業務にて行われたプレゼンテーションによって両者の間で基本的な設計方針がまとまれば、設計監理契約(建築士業務委託契約)を行います。この建築士業務委託契約締結の際、第1回の設計監理料(全設計監理料の4分の1)を頂きます。
その後、実施設計業務(実際の工事を行うための設計業務)を始めるため、数回の打ち合わせを行い、基本設計案を固めます。
基本設計業務は1 ヶ月ほどかかります。
③実施設計業務
実際に工事を行うための図面を作成します。
数十枚の図面を作成し、クライアントと打ち合わせを行い、設計内容の承認を得た後、施工業者に見積もりを依頼します。
施工業者から提出された見積もりの金額の調整、査定した見積もり金額と予算に差がある場合は仕様変更の検討などを行い、工事契
約金額を決定いたします。ここで第2回の設計監理料(全設計監理料の2分の1)を頂きます。
見積もり調整作業と平行して確認申請を進めていきます。
確認申請は特殊なものでなければ官公庁または登録確認申請機関へ納める手数料(省エネルギー性能適合性判定手数料、確認申請手数料、中間検査手数料、完
了検査手数料)のみを実費でお支払い頂きます。実施設計業務は少なくとも4ヶ月はかかります。規模によりこの期間は変動いたします。
④ 監理業務
工事契約、地鎮祭などを行い、建築工事が始まります。1週間に1回を基本として現地に赴き、現場監理を行います。建物が完成に近づくと現場監理の回数は増えます。設計検査、施主検査、役所・検査機関による完了検査等を経て建物は竣工・引渡しとなり、最後に設計監理料の残額を頂きます。
⑤設計監理料 料率(消費税別途)
工事費(円) | 第1 類(%) | 第2 類(%) | 第3 類(%) | 第4 類(%) |
2000 万 | 10.0 | 15.0 | 15.0 | 12.0 |
3000 万 | 10.0 | 14.0 | 14.0 | 12.0 |
5000 万 | 8.0 | 12.0 | 12.0 | 12.0 |
1 億 | 7.0 | 10.0 | 10.0 | 10.0 |
2 億 | 5.0 | 8.0 | 8.0 | 8.0 |
第1 類: 工場、車庫、格納庫、市場、倉庫などの簡易なもの。
第2 類 :体育館、学校、幼稚園、保育園、研究所、庁舎、共同住宅、寄宿舎、事務所、駅舎、店舗、百貨店、観覧場、など。
第3 類 :美術館、博物館、図書館、劇場、映画館、公会堂、銀行、旅館、ホテル、料理店、など。
第4 類: 戸建て住宅
※ 工事費用は引渡し時の最終工事金額といたします。
※ 2000 万円未満の住宅の設計監理料は最低200 万円とします。
※ 2 億円を超えるものに関してはご相談の上決定させていただきます。
※ 改修、修繕、内装工事の設計監理料は工事費の15%~20%として、ご相談の上決定させて いただきます。
※ 構造設計料は別途とします。構造、規模、形体によって異なりますので、その都度金額が 変動します。
※ 省エネルギー性能適合性判定計算費用、設備設計料は別途とします。
※ 遠隔地の場合、交通費は別途請求させていただきます。
※ 消費税は別途請求させていただきます。
※ その他、契約書に貼る印紙税、登記費用、火災保険、固定資産税など、その他の諸経費、造園工事や家具を購入する場合はその費用がかかります。
以上。
2025.1.1
塔本研作建築設計事務所