ウッドデッキと2階の台所

今日は雨。件の外部吹き抜けから聞こえる雨音がすごい。
 
さて、今日は午前中はある方と打ち合わせをして、午後は製図職人となる。描いたのはこの部分の詳細図面。
 

 
2階台所から続くウッドデッキだ。
このウッドデッキというのはクライアントにとても人気があって、要望の中に入っている率は非常に高い。
 
敷地に余裕がなく、庭などの外部スペースがなくても、このデッキがあって庇が付けば半外部の,
いわゆる軒内空間ができる。
 
今回は別に要望があったわけではないが、この住宅はローコストながら3つのウッドデッキがある。
 
1つは和室から続くもの、これは主に物干しとなる。もう1つは食堂から続くもの、これは食堂を広く感じたいのと
デッキに出て屋外と積極的に関わること、さらに玄関ポーチの雨よけも兼ねている。
 
そして今日描いた台所のウッドデッキは、道路からの人の視線を遮ること、台所が2階にあるため生ごみなどを
一旦置いておけるように計画されている。
 
デッキ床は3cmの杉板張りとしている。杉は特に水に強いという材料でもないが、庇が出ているので雨が
直接かかるということでもないし、やわらかい杉板は足ざわりが良い。
 
水に強い南洋材も最近はやっているが、伐採方法を耳にしてから採用に消極的。
柿渋やオイルなどできちんとメンテナンスをすれば10~15年はもつ。そして床板を交換可能な設計にしておく。
 

 
後は残りのデッキと、いくつの詳細を詰めて、これでようやく終わり・・ではなく、今度は20分の1の平面詳細図に入る。
 
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