図面が進む 構造図などなど

今日は寒くなるのならないのと色々言われていたが朝晴れて昼雨が降り夜寒い、という日だった。

気温のせいか、あるいは11月になってやる気が出たのか焦りが出たのか、何故か図面が進む。
 
今日描いたのは基礎伏せ図、各階床伏せ図、小屋伏せ図の3枚。まあスタディをしつこく繰り返していたので後は描く作業だけ、といった感じだった。
 
  
  
  

しかしまだまだこれからで、図面のリストを見るとこんな感じ。
  
  
僕はこのようにリストを作って図面の進み具合を円グラフで分かるようにしている。
このリストによると基本図面として必要なのは26枚。現在手をつけている図面は8枚。
その8枚も別に完成しているわけではない。
  
全ての図面を少しずつ作成して、最終的にそれらの図面をつじつまが合うように調整する。
それが終ってようやく完成。この円グラフが全て塗りつぶされた時、本当にほっとする。
  
しかしこれはあくまで基本図面であって、その後は詳細図画の作成が始まる。例えば、こんな図面。
  
  

  
これは枠回り詳細図面とか施工図とか言われているもの。縮尺は2分の1で、おそらく2~30枚描く必要がある。
これは実際に工事で使用する図面で、この図面を見ながら大工さんは工事を進めていく。
  
既製品の建材を取り付けるだけならこのような図面は必要ではないが、オリジナルのもの、又は既製品であっても見せ方にこだわったり、別の使い方をしたりするのであればそれを指示しなければならない。
  
このような図面を描かなかったり、描くとしても工務店に描いてもらったりする事務所もあるらしいが、僕は全て描く事にしている。これは以前勤めていた事務所の影響である。
  
詳細にわたって図面を描くことは、隅々にまで設計者の設計意図を反映させることが出来ると同時に、全てのことにおいて責任を持つ、という設計者の意思表明でもある。
  
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