とにかく工事は進む。

曇り空の中現場に向かう。屋根下地のアスファルトルーフィングが敷かれていて、急勾配の屋根のてっぺんに付いているトップライトのピラミッドがちょこんと見えていた。

早いところ屋根の板金工事も開始したいのだが来週はずっと雨らしいのでひとまずこれでストップか。中に入るとアルミサッシも新たに運び込まれていた。

むやみやたらに明るくすれば良いというものでもないので、暗い場所もきちんと作って空間にメリハリをつけなければならない。食堂と連続してはいるものの、居間の採光はピラミッド型のトップライトのみ。その代わり台所・食堂は東南に開口部があるのでとても明るい場所になる。夏の日差しは庇でさえぎっている。

ローコストとはいえ、ガラスは基本のペアガラス。

和室のサッシの枠も付いた。

この開口には障子ではなくロールスクリーンが取り付く。ロールスクリーンを巻き上げたとき、見えなくするためにボックスを設けている。

左官下地の木摺も打たれていた。

外壁は基本的に通気工法を採用している。そのため土台下端部分の胴縁には防虫のステンレス網をはっている。

内側から見るとこのようになっている。

先日上棟式を終えたばかりだが、9月末の竣工予定なので残り時間はあとふた月とちょっとしかない。1階はまあ簡単だが2階の天井は複雑だし、内装はベニヤを張って仕上げとなるのでごまかしもきかない。外部と連続するように見せている部分もあるので、これまた大変だ。



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